論文
Title(英語):
Event-Free Survival at 24 Months Is a Robust End Point for Disease-Related Outcome in Diffuse Large B-Cell Lymphoma Treated With Immunochemotherapy
Title(日本語):
免疫化学療法(リツキシマブ併用化学療法)で治療されたびまん性大細胞型B細胞リンパ腫における24カ月の無イベント生存率(EFS)は疾患関連予後の強力な因子である.
PubMed link:
J Clin Oncol. 2014 Apr 1;32(10):1066-73.
論文読む上での基礎情報
Clinical question
EFS24を最初に示した論文を読んでみた.
簡単にまとめる
この論文のKey point
EFS24とは?
EFS24の定義は診断から何かイベント(再発や死亡など)が起きるまでの期間.診断された日からというのがポイント
EFS24を達成すると全生存率は一般集団と変わらなくなる.
論文のポイント
簡単にまとめる.
ぜひ,原著論文を読んでみてください.
Table1:患者背景
EFS 24の達成率は71%である.
Figure1A
DLBCL全体でみたときのイベント
DLBCLの再発が多い.
Figure1C
EFS24を達成した群では,他の原因でのイベントが多くなる.
Figure2A
DLBCLと診断された群でのOS
一般集団が黄色,DLBCL全体が青
DLBCL全体だと全生存率は低下する.
Figure2B
EFS12を達成した群.
まだ,DLBCL群でOSは下がる.
Figure2C
EFS24を達成した群
全生存率は変わらず.
論文の要約
EFS24を達成した場合,全生存率は一般集団と変わらなくなる.
DLBCLについてはEFS24をまず最初の目標とする.