血液内科医の論文と日常

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【再生不良性貧血】重症再生不良性貧血において免疫抑制療法不応のリスクファクターはなにか?

 

論文

Title(英語): Predicting response to immunosuppressive therapy and survival in severe aplastic anaemia
Title(日本語):
重症再生不良性貧血に免疫抑制療法施行する時に,どういう症例に対して効果が得やすいかを検証した.
PubMed link:
 
 

 Clinical question

ATG+CyA+TPO製剤で移植を回避できる症例が増えてきている印象がある.
その中で,比較的免疫抑制療法が効きやすい症例というのはどういった症例かを検証した.
 

この論文のKey point

初診時の「網状赤血球数」と「リンパ球数」
この2つがしっかりあるとない群と比べて
治療反応は(83% vs 41%), 5years OS (92% vs 53%)
 
 

まとめ

 
ARC>25×10^9/ L かつ ALC≧ 1×10^9 / Lの症例は
免疫抑制療法に対して反応が得られやすい. 
 

 Table and Figure 

Table4 治療効果反応性

 
 
 

Figure2 (予想される生存率)

Figure2 予想される全生存率
 

論文の要約

ATG+CyAの時の治療反応性のデータではあるが
網状赤血球がしっかりあり,かつリンパ球数がしっかりある症例が
より免疫抑制療法に対する反応は良さそうである.